オーラロードが開かない

ゾイドとガンダムを好きなロボットアニメのオタクが語るブログ

堂馬広登が伝えたかったこと

もうファフナーブログに改名したら…?

 

昨日があの14話再放送だったんですが、

改めて広登の死に方を見せられると本当に悲しくて仕方がないです。

だから筆を取りましたよ

 

 

堂馬広登という少年

HAEでパイロットとして成長し、EXODUSで先輩という立場になり

島のために更に何ができるか彼なりに考えた結果、

「人と人が解りあえたのだから、

 美羽ちゃんやエメリーというエスペラントがいる今

 フェストゥムとだって解り合うことができる」

という「希望」を見出し、島の外に自らの意思で発ちました。

 

そしてシュリーナガルで田中邦衛ロードランナーに襲われながらもなんとか生き残って

難民と新しい「希望」の地を探し始めますよね。

道中、守れなかった人たちもいましたが、それでも「希望」を失わず前を向いて、

ボロボロのメンタルになってしまった暉も支えてあげられるほどの強い子になったんです…

純粋なほど、まっすぐに。

 

だから、14話ラストでフェストゥムとの戦いの場に現れた人類軍を見て、

迷わず加勢に来てくれた味方だと思ったんでしょう。

純粋ゆえ、あんな無邪気に手を振って歓迎したんですよね…

 

撃ち抜かれたあと、フュンフの腕から無機質にこぼれる武器、崩れ落ちる機体、

クロッシングが…切れた…」という暉のセリフ。

すべてがもう、広登の命がないことを表していて、希望を見出だせないシーンでした。

あれほどまでに希望を抱いた広登の最期に、一切の希望が無いなんて、

スタッフに人の心はありますか?

 

 

彼の意思と我々の感情

でもここで、広登を撃ったアルゴス小隊を憎んで拒絶してしまったら、

それは広登の望んだことじゃないんですよ。

彼はあくまで、「解り合う」ためにあの場にいた。

だから、恨んだり憎んだりしちゃいけないんです。

 

…わかってるんですけど、やっぱり赦せないんですよね。

だって、広登をクーラーボックスに入れたうえ、

その上に乗りかかるって人としておかしいじゃないですか?!

とうにおかしくなっているってのはわかっているんです、

彼らも相当の死地を生きてきたのでしょうから。

生きるために汚い仕事をやらざるを得なかったんだろうと思います。

でも、頭では理解していても、感情は理解できません一発殴らせろ

…いや…最終的に殺されるからいいか……(でも真矢ちゃんの業が……)

 

こうやって、

「殺した相手を憎みたいけど、憎んでしまったら

 いなくなってしまった彼の想いを踏みにじることになる」

っていう葛藤を作り出す冲方さん、すごいですよね…人の心はあるんでしょうか

 

 

 いなくなった子どもたち

フェストゥムとだって解り合えるとに希望を持ち、信じた広登は人間に殺され

島の一員となり、孤独ではなくなったカノンは絶望の未来とたった独りで戦って消えて

双子だから全てを分け合ってきた暉は、片割れへの負担をすべて引き受けて砕けて

 

2期でいなくなった子たちは、己の望みや支えだったものに

最終的に殺される最期というのが、あまりにも辛い。

 

しかも広登に至っては、過去作含めて

「島や大事な人を護るためにフェストムと戦って散った」

という最期が多い中、

 

「味方だと信じた人類軍に殺された」

 

って、あんまりじゃないですか。

せめて、せめてフェストゥムと戦って散らせてあげたかった。

島のために散らせてあげたかった。

それを、彼が信じ続けた「希望」に裏切られて、同じ「人間」に殺されるって、なんなんですか。

 

冲方丁さんに人の心はないんですか?!

 

 

 

 

 

あの特殊エンディング

これ、昨日の再放送終了後の公式のツイートです。

14話の画面写真を見てください…

 

スタッフには人の心がないんですか?!!